丑年にちなんで
2021年 03月 13日
皆さんこんにちは。
観光プロデュース学科1年の生江です。
JR磐越西線で活躍した719系のあかべぇについてご紹介いたします。
磐越西線では2007年7月1日から719系電車による運転を開始し、
会津の民芸品「あかべこ」をイメージしたキャラクター「あかべぇ」のイラストが
車体にデザインされた編成が走っていました。
719系電車は、5編成が磐越西線仕様となり、車体横の色は赤色と黒色、正面は黒帯となりました。
正面の扉と客用扉の横に福島県会津地方のマスコットキャラクター「あかべぇ」のステッカーが貼られていました。
その後も会津地方へ向かう観光客などを乗せて走り続けてきましたが、
2017年3月のJRダイヤ改正でE721系が磐越西線に導入され、
同時に車掌が乗務せず運転士一人だけで運転するワンマンカーの運転を開始しました。
私は719系電車の台車とモーターの音、
そして乗車している時に感じる振動が一番好きな車両でした。
719系の大幅な運用撤退の理由は3つあります。
①台車などが国鉄の特急型電車485系からの廃車発生品を流用
②乗降時のステップに段差があり、バリアフリーに対処ができないこと
③老朽化により保守部品の調達が困難になったこと
この3つが一番の理由です。
これにより719系の磐越西線での運用は、1日3往復の快速列車のみとなり、
土日祝日に運転される観光列車「フルーティアふくしま」と併結する運用のみとなりました。
その後、2018年11月をもって磐越西線での719系の運用が終了し、
同時に「フルーティアふくしま」との併結運転も終了しました。
こうして磐越西線での運用を終了したと思っていましたが、
2019年6月2日から7月25日まで719系が期間限定で磐越西線の運用に入りました。
これは、磐越西線で運用されているE721系の車両不足のためで、719系が代走で入りました。
私は当時、あかべぇのステッカーが貼られた719系に乗車したり、
沿線で撮影をしたりしていたのでこの電車に思い入れがあります。
そのため最後のあかべぇの719系が廃車になり解体されたことには驚きましたが、
機器の老朽化による影響は仕方がないと思います。
今年は丑年ですので、あかべぇの719系を思い浮かべながら、
活躍していたときを振り返らせていただきました。
長くなりましたが、最後までご覧いただきありがとうございました!
by mitegansyo
| 2021-03-13 08:00
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